

古典に倣ってこの言葉を使うなら、私たち中尾清月堂の【商い冥利】は、
『お客様に喜んでいただくために誠心誠意を尽くすこと』といえるでしょう。
県下有数の菓子処、高岡に生まれ、明治以来暖簾を現在まで守り育てることができたのも、
この誓いに常に忠実に、商いを行ってきたからにほかなりません。
例えば、素材吟味。お客様に喜んでいただく味をつくりあげるために、
私たちは『和菓子の命』といわれる餡にこだわり続けました。
各地の小豆を取り寄せ、試行錯誤を繰り返した結果たどりついたのが、
粒が大きくそろい、皮が薄くて煮崩れしにくい、『丹波大納言』。
現在は、一部製品の粒餡などにこの品種だけを使用し、独自の製法を考案することにより、
製餡も自家で行い、味づくりの基礎を確かなものにしています。
しかし、中尾清月堂の味の追求は、決して終わったわけではありません。
『おいしい』と喜んでいただく心こそ、和菓子をつくる者の喜び。
私たちはこれからも、お客様に誠心誠意を込める誓いをかたくなに守り、
味にこだわりつづけていきたいと考えています。







